東海市で家を建てるなら知っておきたい|3年前と今の住宅価格差
「数年前より家が高くなった」と感じている方は多いのではないでしょうか。実際に、木造住宅の建築コストはここ数年で上昇しています。東海市で注文住宅を検討している方にとっても、これは大きな問題です。
なぜなら、同じような大きさの家を建てる場合でも、3年前と今では必要な予算が変わってきているからです。
今回は、木造住宅の建築コスト推移を参考にしながら、3年前と今で住宅価格がどれくらい変わったのかを分かりやすく解説します。
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木造住宅の建築コストは3年でどれくらい上がった?
一般財団法人 日本不動産研究所が公表している「全国木造建築費指数」では、木造建築費の推移を確認できます。2022年3月の指数は 115.0、2025年3月の指数は 128.3 です。つまり、約3年間で木造建築費指数は 約11.6%上昇 しています。分かりやすく言うと、3年前に2,500万円程度で建てられた建物が、同じ内容なら今は約2,790万円前後になる可能性がある
というイメージです。
もちろん、実際の住宅価格は建物の仕様、面積、断熱性能、設備、外構、地盤改良、地域条件などによって変わります。
ただし、全体の傾向として、木造住宅の建築コストが上がっていることは押さえておく必要があります。
3年前と今の価格差を試算すると
ここでは、分かりやすくするために、3年前の建物価格をいくつかのパターンに分けて試算します。
前提条件
2022年3月の指数:115.0
2025年3月の指数:128.3
上昇率:約11.6%
| 3年前の建物価格 | 今の目安価格 | 価格差 |
|---|---|---|
| 2,000万円 | 約2,232万円 | 約232万円増 |
| 2,500万円 | 約2,790万円 | 約290万円増 |
| 3,000万円 | 約3,348万円 | 約348万円増 |
| 3,500万円 | 約3,906万円 | 約406万円増 |
このように、建築コストが約11.6%上がると、建物価格が2,500万円クラスでも 約290万円 の差になります。家づくりでは、300万円近い差が出るとかなり大きいです。例えば、300万円あれば、
- 外構工事の一部
- 太陽光設備の一部
- キッチンや浴室のグレードアップ
- 造作収納
- 家具・家電
- 引っ越し費用や諸費用の一部
などに使える金額です。つまり、建築コストの上昇は、単に「家が高くなった」という話だけではありません。予算内で選べる仕様や、家づくり全体の余裕にも影響するということです。
ウッドショック以降、住宅価格は下がっていない
住宅価格が上がった大きなきっかけの一つに、ウッドショックがあります。ウッドショックは、主に2021年頃から2022年頃にかけて、木材価格や流通に大きな影響が出た時期です。
木材価格の上昇だけでなく、その後も資材価格、設備価格、運送費、人件費などが上がり、住宅価格全体に影響が残っています。重要なのは、ウッドショックが落ち着いたからといって、住宅価格が3年前の水準に戻っているわけではないという点です。
実際、全国木造建築費指数を見ると、2022年3月から2025年3月まで上昇が続いています。
2022年3月が115.0、2023年3月が120.3、2024年3月が124.1、2025年3月が128.3と、段階的に上がっています。そのため、東海市で家づくりを考える場合も、昔の感覚で「このくらいの家ならこれくらいの予算で建てられるだろう」と考えると、実際の見積もりで大きな差を感じる可能性があります。
なぜ住宅価格は上がっているのか
住宅価格が上がっている理由は、木材だけではありません。主な理由としては、次のようなものがあります。
1. 木材・建材価格の上昇
柱や梁などの木材だけでなく、合板、断熱材、石膏ボード、金物、サッシなど、家づくりに使う多くの資材が値上がりしています。
木造住宅は木材の影響を受けやすいですが、実際には木材以外の建材も価格上昇の影響を受けています。
2. 住宅設備の値上がり
キッチン、ユニットバス、洗面台、トイレ、給湯器、換気設備などの住宅設備も値上がりしています。特に最近の住宅は、省エネ性能や快適性を高めるために、以前より設備の性能が上がっています。その分、標準仕様の住宅でもコストが上がりやすくなっています。
3. 職人不足による人件費の上昇
建築業界では、職人不足も大きな課題です。大工、基礎、屋根、外壁、電気、水道、内装など、家づくりには多くの職人が関わります。
人手不足が進むと、施工費や人件費にも影響が出ます。
4. 断熱・省エネ性能への対応
近年は、住宅の断熱性能や省エネ性能への意識が高まっています。性能が高い家は、住んでからの光熱費を抑えやすく、快適性も高くなります。一方で、断熱材、窓、換気設備、施工精度などにコストがかかるため、初期費用は上がりやすくなります。
東海市で家づくりをする人が注意すべきこと
東海市で注文住宅を考える場合、まず大切なのは、3年前の価格感覚で予算を組まないことです。例えば、以前なら「建物は2,500万円くらいで考えたい」と思っていた内容でも、今は同じ仕様で2,700万円台、2,800万円台になる可能性があります。そのため、最初に確認すべきなのは、次の3つです。
1. 建物だけでなく総予算で考える
家づくりでは、建物本体価格だけを見てはいけません。実際には、
- 建物本体工事
- 付帯工事
- 外構工事
- 地盤改良費
- 設計費
- 登記費用
- 火災保険
- 住宅ローン諸費用
- 家具・家電
- 引っ越し費用
などが必要になります。そのため、建物価格だけでなく、家づくり全体でいくら必要かを早めに把握することが大切です。
2. 優先順位を決めておく
建築コストが上がっている時代は、すべてを希望通りに入れると予算オーバーしやすくなります。だからこそ、
- 絶対に譲れないもの
- できれば入れたいもの
- 予算次第で調整できるもの
を分けて考えることが重要です。例えば、断熱性能や耐震性など、後から変えにくい部分は優先度を高くする。
一方で、設備のグレードや造作の一部は、予算に合わせて調整する。こうした考え方が必要になります。
3. 早めに資金計画を立てる
建築コストだけでなく、住宅ローン金利も家づくりに影響します。
建物価格が上がり、さらに金利も上がると、毎月の返済額や総返済額への影響は大きくなります。そのため、東海市で家づくりを検討している方は、土地探しや間取りづくりを始める前に、まず資金計画を確認しておくことをおすすめします。
3年前より高い今、家づくりはどう考えるべきか
「住宅価格が上がっているなら、家づくりは待った方がいいのでは?」と考える方もいると思います。もちろん、無理に急ぐ必要はありません。ただし、注意したいのは、待てば必ず価格が下がるとは限らないということです。
建築コストは、木材だけでなく、設備、輸送、人件費、エネルギー価格など複数の要因で決まります。そのため、ウッドショック前の価格水準にすぐ戻るとは考えにくい状況です。
大切なのは、今の価格を前提に、無理のない資金計画を立てることです。予算の中で何を優先するかを整理し、将来の暮らしまで考えた家づくりをすることが、これからの時代にはより重要になります。
まとめ|3年前と今では建物価格に数百万円の差が出る可能性がある
木造住宅の建築コストは、ここ数年で上昇しています。全国木造建築費指数を見ると、2022年3月の115.0から、2025年3月には128.3まで上昇しており、約3年間で 約11.6%上昇 しています。この上昇率を単純に当てはめると、
- 3年前に2,000万円の建物 → 今は約2,232万円
- 3年前に2,500万円の建物 → 今は約2,790万円
- 3年前に3,000万円の建物 → 今は約3,348万円
というイメージになります。つまり、東海市で注文住宅を検討する方にとって、3年前と今では建物価格に 数百万円単位の差 が出る可能性があります。
だからこそ、これから家づくりを考える方は、昔の価格感覚ではなく、今の建築コストを前提に資金計画を立てることが大切です。東海市で工務店を探している方は、建物価格だけでなく、土地・外構・諸費用・住宅ローンまで含めて、総額で相談できる会社を選ぶことをおすすめします。
